-情緒不安定な僕と雨-
外は煩いまでの雨音が私の耳に反響する(狂ってしまいそうだわ…)
その雨は蛇口を捻って出る水と違いゆっくりとゆっくりと僕を浸水させて行く
流れる雫音は僕が流した物なのか天が落としたものなのか分らないくらいに
鈍い音が鳴り響いた後放り出された自分の体に降りかかる雨滴は血と混じって地面に吸い込まれた
血を洗い流す天恵のシャワー、幾年分の血を洗い流したのだろうか…そのまま僕も洗われてしまいたい
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